旧岩邊邸

国登録有形文化財


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○旧岩邊家住宅は、旧蒲原宿の西の街道沿いに建つ町家で、主屋(安政5年<1858年>頃建築)と離れ(大正後期移築)、土蔵(昭和2年頃)から構成されます。

○岩邊家は多業種の経営を手掛けた実業家で、蒲原に別荘を持ち財政界に力を発揮した田中光(たなかみつ)顕(あき)と親交がありました。

○田中光顕が亡くなるまで21年間、最も親しい存在で田中光顕を訪ねる訪問者が一時待機する場所としても使われました。

○岩邊平吉・弥之助父子の弥之助は田中光顕と会った時が17歳で、田中光顕に可愛がられたと言われ、その影響を強く受けました。

○庭園はまさに田中光顕の別荘(青山荘)の庭の影響を受けて造園されたことがうかがえます。

○離れは東京電力の前身の東京電燈創始者の一人で初代社長の矢嶋作郎が明治22年に蒲原の東山に建てた別荘の和館部分を大正14年に移築したもので、渋沢栄一の信頼する事業協力者でもあった矢嶋作郎関連の現存する建物としては数少ないものです。(洋館は富士市に移築されて現存)。

○この屋敷は昭和37年から6年間、JTB主催の東京から京都への外国人バスツアー「Tokaido Adventure Tour 」の立ち寄り処となって、世界中から(西洋のみならず、南米、南アフリカからも)、13,000人もの外国人旅行者が訪問した。

〇近世蒲原宿の風情を伝える貴重な町屋として、平成31年に主屋と土蔵が、登録基準の一「国土の歴史的景観に寄与しているもの」、離れが、登録基準の二「造形の規範となるもの」として評価され、国登録有形文化財として登録されました。

最新 ニュース   2023年    4月 30日15時、  えるの庭でオートロス・ノンブレス  https://www.instagram.com/otros_nombres_musica/  のミニコンサートを開きます。 チラシ


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主屋での催しの一例 妖怪道  2020  ( コロナ禍の中、スパックの俳優さんが夏8夜公演)  や滞在したスイス人夫妻の講演会

庭の風景